| アーシング |
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| 2002年6月、アーシングをやってみました。 古い車ほど効果が出やすい、というアーシング。 今乗ってるJA11も満9年を過ぎ、電装関係もいくらか劣化してきている頃です。 アーシングは、お手軽チューンとして流行ってるし、市販のキットも数多く出回ってますが、有名どころのものだと2万円近くしますね…。これでは、ちょっと手が出しにくいので、D.I.Y.です。 (2002/06/29 車内のポイントと、インプレッションを追加しました。) |
- 用意したもの
- ケーブル
- 丸型圧着端子
- ターミナル
- 取り付け
- ケーブルの加工
- ゆっくりやること
- 端子がメッキタイプだったので、一気にすばやく圧着するとメッキ部が剥がれてしまうことがありました。
- 圧着痕が端子の繋ぎ目の中央にくるようにすること
- ずれたまま圧着すると、端子1個が無駄になります。
- アーシングポイントへの装着
- 完成
- インプレッション
- 乗りやすくなった
- ヘッドライトが明るくなった
いかに安くあげるか、とはいえ、あまりにも貧乏チックなのもイヤなので、その辺のバランスを考えた結果、以下の材料を購入しました。
本当に安さだけを追求するのであれば、セットで\5,000程度というキットも売られていたのですが、ケーブルが細くて頼りない感じだったし、それより何より作る楽しみが奪われるのがイヤだったので、手を出しませんでした。
アーシング用として、12sq位のケーブルが切り売りされていたのですが、\1,500/mもしました。これでは予算オーバーだな…と捜しまわると、ありました。オーディオ・アンプ配線用のOFCパワーケーブルが。audio-technicaのTPC8という8sqのケーブルです。耐熱性も106℃を確保しているので、まぁ大丈夫でしょう。値段も手頃で、\600/mでした。
余裕を持たせて6m購入。\3,600也。
買ったのは赤ですが、他にも青とシルバーがありました。
ちなみに、切り売りの場合は、大抵の場合、長めに切ってくれますね。若干の余裕を持たせながら、1m、2mと数えていくうちに余裕分がどんどん加算されていくわけで…。今回は50cm位長めでした。
これもオーディオコーナーにあった、ケーブルターミネータを購入しました。同じく、audio-technicaのTK8-M8Rという8sqケーブル用の端子です。プラチナ仕上げ（メッキ？）になってます。端子は2個入っており、絶縁カバーは赤・黒ともう1個、予備の赤の計3個が入ってます。これが1セットで\500。
これを5セット購入したので\2,500也。
こんなに高いのはいらなかったのですが、これしか売っていなかったので、そのときは仕方なく購入。
後日、D.I.Y.店で、安いのを追加購入。こちらは、5個位入っていて\160。これを2セット購入したので\320也。
当然ながら、ケーブルの太さと、アーシングポイントのボルトの太さに合うものを使いましょう。
JURANのGNDターミナル。ケーブルが4個所接続でき、バッテリーの金具と共締めする仕組みになってます。これがあれば、バッテリー周りがゴチャゴチャしなくなるし、確実に接続できるので便利ですね。
\1,000也。
市販品に引けをとらない素材を安く購入できたことに気を良くして、圧着工具まで買ってしまいました。安物の電工ペンチは持っているのですが、さすがに8sqには歯が立ちません。
ケーブル加工の商売でもして、元を取ろうかしら…。
バッテリーのマイナス端子から、各アーシングポイントまで、ケーブルの取り回しを考えながら採寸し、ニッパーでカット。ケーブルの皮膜を剥くのには、ワイヤーストリッパーがあれば楽なのでしょうけど、それまで揃えるほど余裕はありません。で、ニッパーを使用しました。芯線を傷めないように、慎重に、皮膜に切れ目を入れ、あとは爪で切れ目から裂くようにすれば、すぐに剥けます。皮膜を剥き取る際に、捻りながら取れば、その後の作業が楽になります。
端子の圧着には圧着工具を使用しましたが、非常に楽だし確実です。注意点としては、
まず、ケーブルを各アーシングポイントへ接続します。
今回は、以下の８９箇所に接続してみました。
バルクヘッド （ケーブル長：20cm） バッテリーのマイナス端子から程近い、バルクヘッドへのアースが集中しているボルトに共締め。 右ヘッドライト付近 （ケーブル長：70cm） 右ウィンカー等のアースが集中しているボルトに共締め。
ここに、左ヘッドライト付近からのアースケーブルも共締め。左ヘッドライト付近 （ケーブル長：100cm） 左ウィンカー等のアースが集中しているボルトに共締め。
根元は、バッテリーのマイナスではなく、右ヘッドライト付近のアーシングポイントに共締め。インテークマニホールド付近 （ケーブル長：70cm） サーモスタットが入っている部分にある、ECM関係のアースが集中しているボルトに共締め。 スロットルボディー付近 （ケーブル長：40cm） アイドリング不調の際に泣かされた、ISCの取付ボルトに共締め。 コイル付近 （ケーブル長：70cm） バルクヘッドからエンジンブロックへのアース線が接続されているボルトに共締め。 シリンダーヘッドカバー （ケーブル長：70cm） ヘッドカバーにあるボルトを利用。 オルタネータ （ケーブル長：70cm） オルタネータ自身のボルトを利用。 (2002/06/29 追加)
車内 （ケーブル長：現物合せのため未計測）車内のオーディオ／ナビ等のアーシングポイントを強化。
音質の向上とかの効果は、ジープサービスとマフラーの音で全然分かりません。(笑)
しかし、今までは、たまに接触不良になっていたので、そこのところは改善されてるはずです。
各ポイントからのケーブルをターミナルに接続し、ターミナルをバッテリーのマイナス端子金具に共締めすれば、完了。
ケーブルは、高温部分や可動部分を避けて取り回し、ブラブラしないようにタイラップ等で固定しておきます。
赤いケーブルがエンジンルームに映えます。まるで動脈みたい…。
最初に乗ったらすぐに分かる！というほどの劇的なものではありませんが、効果は体感できてます。
特に低・中回転時に、そう感じます。
アクセルに対する加速のツキとでも言うのでしょうか、それが良くなりました。
シフトダウンする回数も、微妙に減ったような気がします。
アイドリング時にも、暗くならなくなりました。
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手頃な出費で、効果が体感できるので、これはオススメですね。 また、自作はやっぱり面白いです。 アーシングポイントを１つ１つ追加しながら、効果を試していければ、もっと面白かったでしょうね…。 燃費は、追ってレポートします。 (記 2002/06/23)
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(2002/06/29 追記)
- 燃費
- アイドリングが安定した
アーシング後、１回の給油を行いましたが、特に目立った変化はありませんでした。
その後、マフラー交換を行ったりしてるので、同一条件で観察することはできなくなってしまいました…。
信号待ちで、ゆっくりした周期で、かすかにタコメーターの針が振れていたのですが、今は、ピタッとしてます。