Grace Suspension Kitの取付

1999年5月、MASTERPIECEのGrace Suspension Kitを取り付けました。

姿勢の変化

装着前（＝ヘタリきったノーマルサスのまま）の状態と、装着後の比較写真です。
GraceSusは、出荷状態であり、リーフを抜いたりはしてません。

結果として、10cm程度の車高UPです。
装着後は、若干右に傾いてます。
ジムニーは右側に重量物(バッテリー等)が集中しているし、普段はドライバーの一人乗車状態が圧倒的に多い、ということから、右側からヘタってきます。
このバネは、初期ヘタリが出てきた頃に、ちょうど水平状態となるように設計されているようです。
装着前 装着後
装着前：前 装着後：前
装着前：横 装着後：横

各部のアップ

各部のアップ写真です。
フロント
フロントは4枚構成です。
公認取得、ということもあり、リジッドリンクを使用してスタビライザーも付けてます。
リジッドリンクには、ピロボールが使用されている為、結構ヨジレてくれます。が、やっぱりクロカン時にはかなり脚の動きを規制してくれてしまいます。

近いうちに、外してしまうか、APIOの悟空とかに交換するか、どちらかになることでしょう・・・。
定番の8の字バンプストッパーと、ブレーキホースもkitに含まれています。よく動く脚に交換した場合は、ブレーキホースも延長しておかないと危険です。
リア
リアは5枚構成です。

公認取得

到着念願のサスペンション交換。せっかくだから、公道を大手を振って走りたい、ということで、思い切って、公認を取得しました。
暇があれば、全部自分の手でやってみたかったのだけど、とても無理だったので、整備工場任せになってしまいました。
その整備工場では、普通車の構造変更はやったことがあり、そのときは結構楽にできた、とのことで、甘く見ていたようだったのですが、軽自動車はかなり面倒だったそうです。
本当に、『軽だから』面倒だったのかどうかは不明・・・。


強度計算書 処理の流れとしては、事前(書類)審査→実車確認(検査ライン+α)という感じです。

事前審査には、強度計算書等の書類を提出します。
リーフスプリング、シャックルの交換については、強度計算書が必要となりますが、Grace Suspension Kitには、強度計算書が添付されているので、これを提出すればOK。
事前審査は、通常、1週間〜10日位かかるようです。今回の場合では、9日目に、整備工場に事前審査OKとのTEL連絡が入りました。

実車確認では、構造変更なので、車両の寸法も再測定となります。
整備工場のオヤジと相談し、以下の対処を行い、車検に挑みました。


  • ルーフキャリア
    本来、指定部品であり、恒久的な取り付け(溶接等)でなければ問題はありません。私の車に装着してある、オフロードサービス・タニグチ製の幌用ルーフキャリアは、ドアヒンジからステーを延ばすタイプで、その部分が、どう解釈されるか、が問題です。
    装着方法としては、すべてボルト止めであり、法令上は問題ないはずなのですが、『解釈が検査員次第』というイヤなところもあり、念のために外しました。
  • バンパー&補助灯
    私の車の場合、Suzy Sportsのツインチューブバーに取り付けた補助灯は、高さがヘッドライトの上枠を超えており、アウト。もう少し小さいタイプだったらOKだったのですが・・・。
    どうせ補助灯を外すのであれば、いっそのこと、バンパーごと外してしまった方が楽、ということで、純正パンパーに交換。
    バンパーは指定部品なので、突起部等が無いかぎり、社外品でも問題はないはずです。
  • タイヤ
    NOMADIC MAD STAGE + BRADLEY VOGUE(5.5J +22)の組み合わせでは、フロントが若干はみ出しているように見えてしまうので、純正サイズのスタッドレスに一応交換。

車検証 このような対処のおかげ(?)で、実車確認もすんなりとパス!!
車検証には、無事に(改)が入り、全高も10cmアップの値に書き換えられました。


整備工場の人曰く、
『一般ユーザが車を持ち込んだ方が、楽。
俺みたいな、プロが持って行くと、逆にいろいろチェックが厳しいんですよ・・・。』
これには、ちょっと意外でした。
やっぱり、自分でやってみたかった・・・。

さぁ、早速テスト!!